プチ・コラム「第2の心臓?」

皆さんは「第2の心臓」と聞いて、どこを思い浮かべますか?
これには諸説あるようですが、「足裏」と思った方は、まぁ正解といえば正解です。足裏には体中の様々な反射区があり、そのツボを押して間接的に特定の臓器や器官を活発化させていったりします。
あともう一つ「第2の心臓」と呼ばれている部位があるのをご存知ですか?
それは 「ふくらはぎ」 です。
身体の血液は、心臓というポンプで押し出されて全身をめぐっていきます。そして、全身を巡った血液は最終的にはまた心臓に戻ってくる必要があります。心臓よりも高い場所にある首や頭に送られた血液は重力に従って簡単に戻ってきますが、心臓から送り出す時は下向きにスムーズに流れていった下半身の血液は心臓に戻ってくるためには重力に逆らわなければいけません。
その時に血液を心臓に戻すポンプの役割をするのがふくらはぎなのです。
ふくらはぎの筋肉が乳搾りのような動きで伸縮することで、身体の下から上へと血液がめぐっていきます。 このように、心臓だけでは補いきれない下半身の血流を促す働きがあるために第二の心臓と呼ばれるのです。

ふくらはぎをほぐそう。

前述の通り、ふくらはぎはポンプの役目もしているため、冷えて筋肉が固まるとその働きも弱くなり、結果血流やリンパの流れも悪くなってしまいます。
そうならないために、簡単にふくらはぎをほぐす方法をお伝えします。

  • かかとの上げ下げ
    階段など段差があるところでつま先をおき、かかとを上下させる運動をしましょう。
    1回につき「10秒あげて、10秒さげて・・・を2~3回」これを1日数回出来れば良いですね。
  • 尺取り虫ウォーク
    これは、足の指を曲げ伸ばしして、尺取り虫のように前進していく方法です。
    まず指を思いっきり伸ばしてから、次に指を曲げながら引き寄せて前進します。
    これが出来ない人は、おそらくふくらはぎの筋肉が固くなって足の指がうまく動かなくなっているかもしれませんので、地道に少しずつ練習していきましょう。

足先やかかとを使った、ふくらはぎトレーニングが習慣になれば、ふくらはぎも常にほぐれた状態で、冷えづらくなってきますよ。是非お試し頂き、無理の無い程度に継続していかれると良いですね。

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